2020-11-19 第203回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
イージス・アショアのところでブースターの落下とかいうお話がありましたけれども、この指向性エネルギーというのは要するに電子ビームですから、そういうブースターの落下とかいう心配は全然必要ありませんし、直進するレーザーですから物理的に考えると当てやすいと思いますし、電磁波ですから電気の速度で、光の速度で飛んでいきますから、非常に兵器としては優れているのではないかと思っております。
イージス・アショアのところでブースターの落下とかいうお話がありましたけれども、この指向性エネルギーというのは要するに電子ビームですから、そういうブースターの落下とかいう心配は全然必要ありませんし、直進するレーザーですから物理的に考えると当てやすいと思いますし、電磁波ですから電気の速度で、光の速度で飛んでいきますから、非常に兵器としては優れているのではないかと思っております。
今日の初めの方に佐藤委員の質疑の中で出てまいりましたが、SM3の改良型の後にあると考えられるのがいわゆる指向性エネルギー兵器というものであります。で、この電磁レールガンというのはまさしくこの指向性エネルギー兵器であると思いますし、アメリカの政府はこのレールガンを将来世代の中心的な革新的技術と位置付けているというふうに伝えられております。 これまでの兵器の多くは火薬がメーンでした。
この活動は、SSA、宇宙状況監視と呼ばれますが、このSSAには、実は、宇宙ごみだけでなくて、地上から人工衛星に向け発射するミサイル、そして衛星攻撃衛星、いわゆるキラー衛星、そしてレーザー光線などの指向性エネルギー兵器、そして、ジャミングといった電波妨害や電磁パルスを利用する兵器といった対衛星兵器による攻撃から人工衛星を守る役割もあるのだと考えます。 そこで、まずお伺いします。
○槌道政府参考人 まず、宇宙空間でございますけれども、これは、宇宙を利用した情報収集、通信、測位など、人工衛星を活用するということで、各国とも軍事作戦の基盤として使っているものでございますけれども、それに対して、例えば、対衛星攻撃ミサイルであったり、キラー衛星であったり、指向性エネルギー兵器であったり、そうしたことで対衛星兵器の開発、向上に努めている、そういう国もあるところでございます。
委員が御指摘の指向性エネルギー兵器の研究につきましては、まだ航空機に搭載する段階には至っておりませんけれども、基礎技術につきましては、防衛省技術研究本部で、レーザーにつきまして、かつまたマイクロ波、電磁的に相手の機能を無能化するような研究を実施しているところでございます。
この対衛星攻撃兵器につきましては、例えば弾道ミサイル技術が応用されているとか、あるいはレーザーといった指向性エネルギーが使われるといったような話もありますけれども、いずれにいたしましても、無害化するといったようなことも含めまして、兵器から衛星を守るといったことが可能かどうかといったようなことについては、なかなか、現時点におきましては、実用化されていないということもありまして、確定的に申し上げることは
既に述べました次第でありますので、米国による我が国の実験棟の利用については、一律に可能、不可能をあらかじめ述べることは困難でありますが、少なくともSDI研究のための粒子ビーム兵器、レーザー兵器、指向性エネルギー兵器などの兵器に奪ら係る技術の研究を米国が我が国の実験棟で行うことは一般的に拒否することとなろうと考えているところであります。
○藤井(宏)政府委員 SDIは現在研究計画でございまして、その研究計画の中で最も具体的に進捗を見ておりますのは、大きく言いまして二つの兵器体系があるわけでございますが、その中の物理的エネルギーの方でございまして、いわゆる指向性エネルギーの方はなかなか時間がかかっておるようでございます。したがいまして、将来どのような指向性エネルギーで研究が進んでいくのかということは全く将来の問題でございます。
なお、今お話しの米国の物理学会の研究報告も私どもも読ませていただいておるわけでございますが、指向性エネルギー兵器に関する開発には相当の期間を要する旨を報告したと承知しておるわけでございます。
ただ、先生おっしゃいますように、全米の物理学会の報告では、この指向性エネルギーについてさらに十年以上研究を進めないとそれが実際に実現可能かどうかははっきりしないということを明らかにしておりますが、これも考えてみますと、そもそもレーガン大統領が八三年の時点でSDI構想なるものを発表したときに、レーガン政権が意図するところは、九〇年代の初めぐらいまでにこういう構想の実現が可能かどうかを見きわめるための研究構想
○高沢委員 先ほどの大臣の御説明の中で、全米の物理学会の見方としていわゆる指向性エネルギー兵器、これは本当に兵器としてやれるのかどうかというものはなかなかまだ研究、模索の段階で、本当にそういうものがやれるという確証が持てるまでには早くても十年とか場合によれば数十年というような長い期間が必要じゃないのかこういう見方がされているということですが、私、素人考えですが、SDIというものは物すごい多くの金と物
研究の結果、エックス線レーザーを使うシステムだ、指向性エネルギー兵器の一つとしてエックス線レーザーを使うということになったら、これは非核三原則を持っておる日本としては、また国会決議を持っておる日本としては当然手を引きますねというのが私の質問です。もう一度答えてください、逃げないで。
これから始まりまして、その撃ち落とす手段として運動エネルギー兵器、指向性エネルギー兵器、それから残存性破壊力、それからまたC3Iというそういう指揮、コントロールの段階の問題があるわけでございまして、その指向性エネルギーの中のその部分的な一つとしてエックス線レーザーというものが研究分野に挙げられているというわけでございますから、全体の中の一つがいろいろまだ存在しない場合におきまして非核、SDI、すなわち
しかし、ターミナルという最終段階で撃ち落とすという構想ではなくて、新しい顔としてのSDIがなぜ生まれたかということでありますが、SDIの新しい顔というのは、ソビエトのICBMにしてもSLBMにしても発射された直後に何万キロも離れたところから、あるいはセンサーという技術を使って赤外線を探知して捕促して、指向性エネルギー兵器などを使って撃ち落とそうという考え方のようでありますが、飛び上がった直後に撃ち落
これはDEWと言われる指向性エネルギー兵器を、例えばエックス線レーザーですね、核爆発を利用して今つくろうとしている。そのために地下核実験というのをなかなかアメリカは禁止できないわけですけれども、そういうものも重点的に進めようとしている。ことしの六月にペンタゴンが議会にSDIの予算が削られて一体どうなるかということを詳しく報告したのがあります。
SDIの研究分野については、御案内のとおりSATKAから始まりまして、運動エネルギー兵器、指向性エネルギー兵器、また残存性破壊力、重要技術、それからシステムの概念で御承知のとおりC3I、指揮、管制、通信等の機能のシステム、そういう五つの分野が一応大きな分野だと言われておることは御承知のとおりでございます。専門の先生でございますから釈迦に説法でございますが。
SDIというのは御承知のとおり、ただいま先生がおっしゃったのは指向性エネルギー兵器のごく一部分のいまだ存在しない兵器についてのお話でございまして、御案内のとおり、SDIについてはいろいろ御議論があることは、野田委員の御意見は御意見として承っておきますけれども、SATKAから始まりまして運動エネルギー兵器、指向性エネルギー兵器、また残存性破壊力、重要技術、また戦闘管理のシステム、すなわち指揮とか管制とか
○国務大臣(倉成正君) ただいま委員は核の問題だけを中心にお話しでございましたけれども、SDI計画の中での運動エネルギーはカイネティック・エネルギー・ウエポン――KEWまたは指向性エネルギー―― DEW、この二つがございまして、その指向性エネルギーの中の一つにエックス線レーザーというものがあるわけでございますけれども、それをもって全部何かSDIがそういうものであるかのような錯覚を持つとしたらそれは間違
○筒井政府委員 SDIで一応考えております兵器といいますものは大きく言って二つありまして、一つが運動エネルギー兵器、一つが指向性エネルギー兵器、そういうグループになっております。 仮に、そういった兵器を地上に向けて発射、攻撃したというときにどういうことになるかといいますと、運動エネルギー兵器関係といいますと、簡単に言いますとミサイルのようなものでございます。
○筒井政府委員 SDIにおきますところの兵器体系は、今大きく二つに分けてやっておりますけれども、その一つのカイネティック・エナジー・ウエポンと、もう一つのディレクテッド・エナジー・ウエポンと彼らは称しております指向性エネルギー兵器、それの中でレーザー兵器というものの研究を行っております。
なお、仮にエックス線レーザーについて核の爆発力を利用するという場合であっても、このSDI構想全体の研究計画の中には、先ほど防衛庁からお話がありましたように、カイネティック・エネルギー・ウエポン、KEW、あるいは指向性エネルギー、そういうものがあって、その指向性エネルギーの中の一つがエックス線レーザーである、全体の大きな計画の中の一つであるからこのSDIというものは非核の防衛システムである、そういう説明
それからまた、核実験の問題について申しますと、恐らく今ソ連が核エネルギーをいわば指向性エネルギーの中で、エックス線レーザー等の問題になりますと、当面これはいろいろ新しい技術が開発されつつありますけれども、核エネルギーが大きなエネルギーを出すということは常識的になっておりますから、そういう問題について核エネルギーを利用したレーザー兵器を開発した場合に、かかる兵器がSDIの有効性に及ぼし得る脅威、影響を
そして、エネルギーの分野については運動エネルギーとそれから指向性エネルギーの二つの分野、この指向性エネルギーの場合にはビーム兵器とそれからレーザーということになっておりまして、その中の一つがエックス線レーザーであるということでございまして、全体の大きな計画の中の一つの部分であるということでございます。
ですから、私はやはり物事というのは本当に難しい両刃のやいばがあり、汎用技術と軍事技術とどこで区別するかという問題があろうかと思うわけですけれども、SDIの計画の五分野、SATKA、それからKEWすなわち運動エネルギー、それから指向性エネルギー、DEW、また残存性の問題、破壊力あるいはシステム・アーキテクチャーというような分野その他あると思いますけれども、こういった分野の中の一つの分野、いわゆる指向性
SATKAから始まりまして、運動エネルギー兵器あるいは指向性エネルギー兵器、あるいは残存性破壊力の問題、あるいはシステムアーキテクチャー等々の問題があることは御承知のとおりでございます。
SDIの中にいろいろな分野がございますけれども、その中で核弾頭に直接の破壊をもたらします兵器の部分は大きく言って二つございまして、一つは指向性エネルギー兵器でございますし、もう一つは全く別の原理に基づきますところのキネチックエナージー、物理的なエネルギーの兵器でございます。
筒井政府委員 ただいま先生おっしゃられましたように、SDI研究計画に関する官民合同調査団報告の中に非核だということをはっきりうたってないじゃないかという御指摘がございましたけれども、私も調査団の技術担当の一員として行ってまいりましてこの作成にもかかわっておりますけれども、当然非核だという大前提で書いておりまして、中をごらんいただくとわかりますけれども、ウエポンとして大きく分かれて、運動エネルギー兵器と指向性エネルギー
○政府委員(筒井良三君) 正確に三つの分野というぐあいにちょっと私記憶しておりませんけれども、指向性エネルギーと申しますのは、レーザーでありますとかフリーエレクトロンを使ったそういったレーザーのたぐい、あるいは何と申しましょうか、電磁波だけを使ったようなやり方、あるいは中性粒子を加速してやるやり方と、そういった大きく言って三つの技術分野があることは事実でございます。
○穐山篤君 この報告書は、こういうものを調査したという意味で書かれているのは捜索、捕捉、追尾及び破壊評価、運動エネルギー兵器並びに指向性エネルギー兵器などの研究分野について調査をしたと、こういうふうに言われているわけですが、さてそこで、わかりやすくひとつ説明してもらいたいんですが、運動エネルギー兵器というものはイメージとしてどういうものを想定されていたのか、あるいはアメリカで現に基礎研究に当たっているこの
○穐山篤君 それから今度は、指向性エネルギーにつきまして先ほどごく簡単な説明があったわけですが、アメリカの文献を調べてみますと、この指向性エネルギーの研究には三つのチームがあるというふうに聞いているんですが、その点についての調査団の勉強はいかがですか。
○説明員(岡本行夫君) ただいまの点は官民合同調査団の報告書そのものにも明らかでございまして、五分野を「捜索、捕捉、追尾及び破壊評価」「運動エネルギー兵器」「指向性エネルギー兵器」「残存性、破壊力、打上げ能力及び動力源」及び「システム・アーキテクチュア」に大別いたしまして、それぞれにつきまして五分野の目標を達成するための細かい個別的な技術の検討を行っているわけでございますが、内容は報告書に掲載されておりますので
しかしながら、これは指向性エネルギー兵器、それから運動性エネルギー兵器と、まあ大きく言って、大別して二つの兵器の形があり得るわけでございますけれども、そのうちの指向性エネルギー兵器と申しましても、その中で自由電子レーザーとか化学レーザー、それからエキシマレーザー、中性子ビーム等がございまして、その一つとしてエックス線レーザー兵器というものが可能性として研究されているということでございます。